デジタルで漫画を描く派に欠かせないアイテム
ペンタブ
長年使っている、ワコムのintuosと、安くて高性能と噂のHUIONについて
個人的な使い心地をレビューします。
HUIONのペンタブ
漫画をデジタルで描くようになってから、ずっと愛用していたintuos4のペンが壊れたので、新しいペンを購入しようと思っていました。
そしたら、漫画描き仲間から「HUIONのペンタブいいらしいよ~」と聞き、価格を見てビックリ!
intuos4のペンのみと、HUIONのペンタブ本体が同じくらいのお値段…!!
しかも、筆圧検知能力がintuos4より高性能…!!
迷いなく、HUIONのペンタブを購入することにしました。
↓実際に購入したタイプ
HUION フイオン INSPIROY H950P 筆圧8192充電不要ペン 8.7*5.4インチ作業領域価格:7,800円 (2019/5/28 11:09時点) 感想(0件) |
で、
肝心の使い勝手の感想です。(あくまで個人的感想です)
「せっかちさんは買うな!!!!」
……です。
ネームとかをざざざっとハイスピードで描く派のひとは、ストレスを抱えると思います。
intuosの素早い描画に比べると、もったり感がすごくてイライラしちゃいます。
筆圧検知が有能が故に、ペン先のあそび?が大きくて、描く度にペコっとへこむ感じにも慣れません。
「丁寧さん、初ペンタブさんには、すっごくオススメ!」
反対に、絵を丁寧に描くタイプの人にはすごくいいと思います。
描画のもったり感は、丁寧にゆっくり線を描くひとにとって全く問題ない部分です。
そして確かに、筆圧検知すごいんです。
intuos4だと、同じ太さの一本線になるところが、リアル鉛筆で描いたみたいにメリハリある線になって感動します。
初めて使うペンタブなら、描画スピードも「これが標準」と思えば、すぐ慣れるかも。
とにかく安いので、最初に手を出すペンタブとして優秀だと思います。
ワコムのペンタブ
で、HUIONを購入したのですが。
数日後、intuos4のペン買いました。
あくまで個人的意見ですが、私は超せっかちなので、おだやかな動きのHUIONと共に歩むのはムリでした。
intuos4は廃番となっていますが、後継機としてはintuosProに当たります。
↓このぐらいの価格。
【アウトレット】 Wacom Intuos Pro Medium (PTH-660/K0) ワコム ペンタブレット 送料無料価格:32,400円 (2019/5/28 11:11時点) 感想(1件) |
んー。
やっぱ、高いですよねぇ……。
せめて2万前後なら……。それでもHUIONの倍以上ですけど……。
私の例でいくと、HUIONの使用年数(数日)とintuos4の使用年数(10~9年くらい?)を考えると、どっちが安いか。という感じでもありますけど。
HUIONとワコム(intuos4)の比較
★大きさ(上:HUION、下:intuos4)


描画領域は同じくらいです。
ワコムは謎の外周が存在して、大きめです。
HUIONは、かなりコンパクト。
★高さ

ワコムの方が厚みがありますが、手の置場となる場所がなだらかに下がっているので疲れにくいです。
HUIONは薄いですが、断崖絶壁なので長時間使うと手首が疲れる。
★ペンのあそび
intuos4(intuos5のペンと同じ)

ほとんど沈まないです。シャーペンなどと描き心地は変わらない。
HUION

ん~。画像にするとよく分からない。
結構、沈みます。
しかも、力加減で沈み具合がかなり変わります。
シャーペンなどの描き心地とは全然違うので、慣れが必要。
★描画仕上がり
めっちゃ雑なうえ、トレースですが仕上がりの比較

同じ条件で描いて、このくらいの差があります。
左(intuos4)は、一定幅の線しか引けていないように見えて「下書き」感がすごい。
右(HUION)は、ワンサイズブラシで描いたと思えない濃淡ができます。
まとめ
私の個人的軍配としては、断然ワコムにあがります。
HUIONは、私のようなせっかちには全く向かないだけで、使う人によっては安くて高性能で最高なペンタブだと思います。1サイズのブラシでもリアル鉛筆のような仕上がりになるので、本当にキレイです。intuos4の比較にならないくらいキレイです。
HUIONは、扱っているお店が少ないので、実機を触れないのも痛いところです…。私も楽天で買いました。
アナログの「気に入ったシャーペン」より、もっとずっと描画に影響を及ぼすペンタブなので、慎重に選んでください。
コメント